余暇政策論ノート  020619

000557U  屋比久 美樹

 

テーマ案:サポータービレッジの実現に向けて

     ―宮城県利府町町民の働きかけ―

 

宮城スタジアム周辺の公園 テント設営や飲酒禁止 (河北新報社 02/06/03

http://jyoho.kahoku.co.jp/spe/spe112/news/20020603wc12.htm

 公園内にテントを張ったり、そこで酒を飲んで騒ぐといった行為を直接取り締まる法令はないが、その管理者である県がそれらの行為を禁止することを明示すれば、それに応じない人を軽犯罪法に問うことが可能になる。それによって県警は強制力をもって退去させることができる。

 フーリガンはスタジアム内よりむしろ周辺の公園などで暴れることが多く、その予防のための締め出し策。

一部地域から締め出したところで、別の場所で暴動が起きるだけではないか?ホスピタリティの欠如。

 

「宮城のもてなしいかが」宮城大生グループ調査 (河北新報社 02/06/12

http://jyoho.kahoku.co.jp/spe/spe112/news/20020612wc01.htm

 Sキューブによるアンケート調査。メキシコ人、エクアドル人サポーター約700人の回答を集めた。

 質問内容:@地元住民または日本人の対応について

      A日本の印象

      Bどんな場所に泊まっているか

      C何日間滞在するか

      D試合後に何をするか

 回答:それぞれの質問に対し選択肢を5つ用意。(英語とスペイン語)言葉の壁があるとはいえ、少なすぎるのでは?

スウェーデン―アルゼンチン戦、日本―トルコ戦でも同様の調査を実施する。

 

Sキューブ(Supporter’s Support Sendai)ホームページ

http://www.s-s-s.jp/

・宮城大学3年の高橋昌之さんが代表を務める学生サークル。

・目的:利府町にて地元の人々をはじめ宮城県在住者と、外国からの「お客さん」との交流を図る。

利府・宮城・東北を世界に向けてアピールし、市民レベルでの地域の活性化を目指す。

 ・ワールドカップ開催期間中、利府町内にある中央公園で国際交流イベントとして「RIFUresh park」を計画するものの、実現には至らず。

 ・アンケート調査と同時に利府町パンフレット作成、ごみ拾い活動も行う。

 ・アンケートの調査結果を、メールで送ってもらえないか?

 

村松先生へ質問

1)体育館に誘導されたサポーターの人数 

2)巡回にあたった人員数、マイクロバスの数

3)巡回の開始時刻と終了時刻

4)簡易宿泊所にあてられた予算(人件費、施設利用費等含むすべて)

5)どの組織(県、利府町、その他協議会等)がどういった割合でその出費を請け負ったのか

6)体育館を利用したサポーターの年齢層

7)体育館内の利用規則(酒類持込禁止、消灯時刻等あれば)

8)周辺住民の評価

9)場所などの情報を事前に公開しなかったことは正しい判断だったと思うか。

 

疑問点

     これまで「サポータービレッジ」という言葉を使ってきたが、これは「グランディ21・宮城スタジアム問題を考える」http://www.2002rifu.net/ のページの中において使われていただけで、他の資料の中では「野宿場所」「野営場」「簡易宿泊所」とその呼称は様々である。それぞれ微妙に意味が異なるのだが、そのまま使うとなると内容が混乱し、統一性に欠けるのではないか。

     イベント会場としてのサポータービレッジを設置した茨城、埼玉、神戸についてはこのレポートに含むべきか。

     この問題は宮城県の財政事情によるところが大きいと考えられるものの、欲しい資料がなかなか手に入らない。それをどう補っていけばよいか。